「安いに越したことはないけれど、あんまり安すぎるときちんと工事してくれるか不安。。」
コストを抑えたいのはみな同じ。安ければ安いほど良い!という方もいらっしゃると思います。
ところが実際見積もりを見て、「お隣さんは○○万円で塗り替えしたって聞いたけど、ウチはなんでこんなに安いの、、?」と、喜びよりも不安のほうが大きくなってしまうケースがあります。
安さの秘密は何なのか?
手抜き工事や、後から追加請求されるリスクを避けるため、見積りをしっかり確認することが重要です。
工事内容が具体的に書かれているか
見積りが「塗装一式」などの曖昧な記載になっていませんか?
外壁塗装や屋根塗装では、洗浄→養生→下地処理→下塗り→中塗り→上塗りの工程(ほとんどの工事は仮設足場工事も)があります。
この下塗り、中塗り、上塗りの3つの工程(いわゆる3回塗り)は、塗料の特性を最大限引き出し、お家の耐久性のためには欠かせない工程です。
使う塗料の種類は?
見積りが安価すぎる場合、耐久性の低い塗料が使われる可能性があります。
一般的な塗料の耐用年数目安は、
- アクリル系:5~7年
- ウレタン系:7~10年
- シリコン系:10~13年
- フッ素系:15年~
このように、フッ素系の塗料はアクリル系の塗料に比べ約2倍の耐用年数となっています。
使われる塗料は何なのか?見積もりに塗料の正確な名前とメーカーがあるか確認しましょう。
塗装面積の記載と内訳があるか
相場より安すぎる場合、「面積の見積もりが少なすぎる」か「塗らない箇所がある」可能性があるので注意しましょう。
例えば軒天、雨樋、破風板、雨戸、シャッターなど、付帯部塗装が含まれているか確認しましょう。
単純にその業者の単価が安いのかも
単価が安くできる場合、以下のことが考えられます。
1.完全自社施工の業者であること
下請け業者に発注しているケースだと、どうしても中間マージンが発生し、価格が上がってしまいます。
業者直で受注し施工できる場合、同じ施工内容でも安くできるのは当然のことでしょう。
2.実績作りのために単価を下げている
まだ設立して間もなく施工事例に基づいたPRができない会社では、実績作りのため単価を下げているケースがあります。
見積もりのチェックポイント【まとめ】
見積書に記載された金額が工事工程に沿ったものになっているかが重要です。
何の塗料を使用して、どこを塗ってどこは塗らない、というのがきちんと分かること。そして、その業者の業態、キャリアをしっかり確認することで、トータルの金額に惑わされず、適正な価格かどうかの判断につながると言えます。