屋根板金工事(やねばんきんこうじ)とは、金属の板(板金)を使って屋根を覆ったり、雨漏りを防ぐための仕上げを行ったりする工事のことです。
屋根板金工事で行う主な内容
1. 屋根のカバー工法(カバールーフ)
既存の屋根材(例えばスレートなど)の上に、軽量の金属屋根材をかぶせる工事。
古い屋根を剥がさないので、廃材が少なく、工期も短めです。
2. 棟板金(むねばんきん)の設置・交換
屋根のてっぺん部分(棟)に取り付ける金属板。
雨風が入りにくくする役割がある。
台風や経年劣化で外れたり、浮いたりすることがあり、補修が必要。
3. 谷樋(たにどい)の板金
屋根の谷部分にある雨水を集めて排水する金属製の樋(とい)。
水漏れのリスクが高い箇所なので、板金でしっかりと防水する必要があります。
4. 水切り板金・雪止め板金の取付
雨水を壁の中に入れないようにする金属板(水切り)。
雪の滑り落ちを防ぐための金具(雪止め)も含まれることがあります。
ガルバリウム鋼板(サビに強く軽量)、ステンレス、銅、アルミなどを使用することが多いです。
屋根板金工事をするタイミング
屋根の老朽化具合にもよりますが、およそ15~20年が目安とされています。
他にも雨漏りがあった場合や、台風などで飛来物などで損傷した場合など。そして外壁など塗り替えのタイミングで同時に施工する場合もあります。(以下を参照)
屋根工事と外壁塗装工事は同時にリフォームがお得?
まとめ
屋根板金工事は建物の美観がアップするだけでなく、耐久性・防水性を高め、屋根を長持ちさせるために必要不可欠な工事と言えます。